極悪非道の俺様野郎
不安
-1月18日-
本格的に冬。
寒くて寒くて・・・。
冷たい風が私の体温を奪っていく。
「さむっ・・・!なに、この寒さ!!」
私は和哉との待ち合わせ場所の道で1人呟いた。
「あれ・・・?和哉、まだ来てないのかな・・・」
心配になった私は和哉にメールを送った。
【今着いたよ。和哉、今どこにいるの?寒いから早く来てっ!笑】
送信完了の画面が出たから私は携帯を閉じ、和哉からの連絡を待った。
1分、2分と待っても一向に返って来ない。
「和哉、何してんの?」
私は携帯をポケットから取り出し、ディスプレイを見た。