極悪非道の俺様野郎
「転校でもなんでもしてやるよっ・・・」
バンッ
-翌日-
「転校生を紹介する。入ってきなさい」
「〇×県から来ましたっ、澄川佐奈ですっ。よろしくおねがいします」
「みんなー仲良くするようにっ。HR終了ー!」
担任が出て行き、私は自分の席を探していた。
一番後ろの席が3席空いていたので、その席の真ん中に座った。
「ふう・・・。んっ・・?」
机をみると、やけに汚れていて思わずため息が出た。
「はあ・・・」
周りを見ると、クラスの人達が全員私を見ていた。
「えっと・・・何か用ですか・・?」
言葉をかけるとみんなは視線を逸らした。
「え・・・」
ガラッ
一瞬・・・クラスのみんなの顔が引きつった。
私も顔を見上げた。
「え・・・」
ドアのところにいたのは・・・。
茶髪で、耳に何個のもピアスがついていて、目つき悪くて、制服がだぼだぼの男が立っていた。
そして後ろに続いて2人の男が教室に入ってきた。
1人の男は、黒髪で眼鏡のおとなしそうな子。
もう1人の男は身長が低くて・・・。
この子もおなじくピアスがついている。