極悪非道の俺様野郎
(そうやってまた脅してくるのか・・・)
「和哉。別れよ」
「奴隷になる?」
「わかったから。別れよ」
「元はと言えばさ、お前が俺に惚れるからいけねぇんだよ」
「はぁ!?アンタ頭可笑しいんじゃないの!?なに?自分、悪いと思ってないの!?」
「お前が俺に惚れるから・・・」
「え・・・」
和哉はそう言ってぷいっとそっぽを向いた。
「惚れればそこでチェックメイト。わかる?恋愛はゲームなんだよ」
「はぁ!?バカにすんな!!ゲームなんかに・・・例えんなよ・・・」
「ふ・・・。まっ、これからも奴隷としてせーぜー頑張ってよ?」
「むかつくっ・・・」
「じゃあ・・・ね?俺専属の奴隷さん♪」
そう言って和哉は教室を後にした。