極悪非道の俺様野郎
(なに言ってんだこの女・・・。おかしいだろ)
「はっ!?この俺が可愛いだと!?ふざけんな!」
俺は頑固だ。
本当は嬉しかったのに真逆のことを言ってしまった。
すごく後悔した。
「はぁ!?何それ!せっかくこの私がアンタみたいな奴に可愛いって褒めてあげてんのに何その態度!!」
(やべ・・・。まじこいつ可愛い・・・)
でも俺はまた、素直になれず天邪鬼になってしまった。
「あ~?俺には嫌味にしか聞こえねぇんだよ」
(俺は大バカもんだ)
「はっ!何それ!やっぱむかつく!ちょっとは素直になったらどうなの!?」