極悪非道の俺様野郎
「ふぇ・・・」
「おいおい、大丈夫か?」
背のちっこい子が心配したのか、言葉をかけてくれた。
「え。あ、はい・・・」
「良哉、そんなヤツ心配しなくてもいい」
「え~でも一応この子、女の子だしさ」
(一応って何よ、一応って・・・)
「これに懲りたら、もう2度とこの席に座らないことだな」
「・・・っ」
(むかつくむかつく・・・)
その後、私は職員室に行った。
目的は先生にクラス名簿を見せてもらうためだった。
「はい。これが2-3のクラス名簿よ」
「ありがとうございます」
「あっ!そうそう、それには赤い線で囲っている子達は危険人物の子達だから」
「え・・・?あぁ、はい。わかりました」
そう言って私は図書室に行き、名簿を見た。
「えっと・・・。なになに?」
その名簿に書いてあったのは・・・。