極悪非道の俺様野郎
「なに・・・?」
「友達と奴隷、どっちが近いと思う?」
(ん~・・・。当たり前に友達)
「ともだ・・・
「バカやろー!考えてみろっ。奴隷はずっとそいつのそばにいないといけないんだぞっ!?授業中や弁当の時。トイレ、そして着替えまでもっ・・・
「てめぇ・・・。どんな妄想してんだ」
私は奏兄ちゃんを黙らせた。
「まぁ、俺が言いたいのはさ。そいつの奴隷になって、アピっとけって言うこと」
「はぁ!?この私があんな奴にアピれってか!?」
「そうだ。練習台になってやるから」
「わかった・・・」
こうして、私と奏兄ちゃんの「アピって彼を落とせ」作戦が始まった。