極悪非道の俺様野郎



私の大きら・・・。



じゃなくて、私の大好きな奴が玄関前にいた。




「おっせーよ!てめぇ、この俺様を待たせやがって・・・」





「はぁ!?なに!?意味わかんない」


私は嬉しさを隠せなくてまたバカなことを言ってしまった。





「てめぇは今日から俺の奴隷だったよな?」



「・・・っ。むかつくっ!」





「奴隷のくせになんだ。その口の利き方」




(むかっ)





「じゃあその、奴隷って呼び方。やめてよねっ」





「じゃあ・・・。佐奈?」



(・・・っ。こいつ・・・。やっぱりむかつく・・・)



「かっ・・・勝手にしなよっ」





「じゃあ勝手にする。お前、顔赤い」





「はっ!?赤くないしっ」





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