極悪非道の俺様野郎
奴隷
「そーだよ。お前はとんでもない事をしたんだ」
「・・・っ。またアンタなの?」
私は和哉にケンカ口調で言った。
「てめぇ。まだそんな口の利き方するのか・・・?」
「もとはと言えばアンタがっ・・・
「お前の親父の会社の取引先、俺ンとこの会社なんだけど」
「え・・・?な・・・何が言いたいの?」
「そんな口の利き方でいいのか?って聞いてんだよ」
(こいつ・・・。もしかして・・・)
「えっとね、和哉が言いたいのはね。きみのお父さんの会社、潰してもいいんだよ?って言ってる♪」
「はぁ!?父さんに何の関係があるのっ!?」
「お前の態度」
和哉にその言葉を即答されて、むかついた。