極悪非道の俺様野郎



「空は、宏哉くん・・・かなっ」




顔を真っ赤にして言った空は、すごく可愛くて私と正反対だった。







「わぉ♪宏哉くんか~。じゃあじゃあ、佐奈は?」






「えっ。私はいないよ」



『えーっ!!!!!!!』




「え・・・?」




3人とも、私を驚いた目で見てきた。





「楓、和哉くんかと思ってた・・・」



「空もっ!!」



「うちも・・・」





「なんでっ!!あんな奴、好きでもなんでもないっつーのっ!!」




「むぅー・・・。怪しい」



楓架が私を冷やかしてきた。






「怪しくなんてないもんっ!!」





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