初めての『好き』な気持ち
『ごめんな。怖い思いさせて。俺郁海。君の名前は?』

「大丈夫です。私の名前は蘭です。」

『なんで男の人が苦手だか教えてょ。』

そう言われたから彼に全部話した。

『お嬢様学校ねぇ…でも口調は男らしいけどな。笑っ』

「私にはあんな学校合ってなかったんですょ。だからこんな口調になったんですょ。多分…。」

なんだか悲しかった。でも…

『お前みたいな性格の奴初めて見た。気に入った。よーし、これからは俺がお前の世話係としてそばにいて守ってやるょ。よろしくな!!蘭!!』

「マジ!?イヤなのに……」
私はなぜか安心していた。
そういって、郁海はあたしのそばにいることになった。
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