いちごケーキ
2日目もUSJ〜!!
あたしたちはまた色んな乗り物に乗った。
「じゃあ、また閉園時間にねっ!」
美穂はそう言って、真也と歩いて行った。
「さ、何乗る?」
あたしは海に聞いた。
「何でも。」
何か冷たいぃ〜(泣)
「ねぇ、何か冷たい。」
「だってよ…。」
「何…?」
次の言葉を聞いた瞬間、あたしは心臓のドキドキが止まらなくなったんだ。
「俺以外の奴と…あんま仲良くすんなよ…?」
付き合ってる訳じゃないのに…。
まだあたしの気持ち伝えてないのに…。
なんか、その束縛が嬉しくて…、ただの友情かもしれなくても心臓止まらなくて…。
あたしは、
「うん…!」
って答えちゃったんだよね。
自惚れかもしんない。
でも…自惚れてもいいよね?
好きだもん。
仕方ないよ…。
「やった!」
その偽りのない笑顔に胸が“きゅ〜”って締め付けられる。
あたし…海が好きなんだ。
やっと気付いたよ。

色々回ってもうすぐ夕方。
時間が経つのって超早い。
もうすぐホテルに戻るのかぁ…。
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