いちごケーキ
「迷惑メール?超くるんだよね。」
あたしは、何となく嘘をついた。
まぁ、迷惑メールなのは間違ってないけど(笑)
「あ〜!だるいよねぇ!」
美穂が隣で言った。
「受信拒否しなよっ!」
夢が言った。
「なるほど〜!」
何か悪いことしちゃったかな?
でも迷惑かけたくなかったし…。
1人で戦う…。
てか誰なんだろ〜?


3日目の朝。
朝はバイキングだった。
「やっばーい!美味しそう☆」
あたしは片手に皿を持ち、興奮状態。
「太んなよ?」
後ろから海が言ってきた。
「失礼なっ!」
「わりぃって。」
海は笑いながら謝る。
あー…!その顔反則っ。
遠くから痛い視線…、優梨子だ。
何か、優梨子は海好きじゃない気がするんだよね。
誰かに監視しろって言われてるみたいな感じ。
その犯人が誰か分かれば、話は早いのにね。
「どうした?
すげぇ難しい顔してる。」
「嘘っ?何もないよ、ごめんね。」
「…おう。」
何か勘づいたように答えた、海。
知られたくないなぁ…。
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