addiction to you~想いが繋げる恋心~
小柄な姫に運ぶのは至難の業。
だからと言って放ってはおけない。
「桜ー、遅いから迎えに来たぞ」
突如現れたのは緑だった。
「新川!人が倒れてて、でも自分じゃ重くて…」
「人が倒れてる?俺に任せとけ」
緑が軽々と男を背負う。
現在、緑の身長は180を超えている為簡単そうだった。
ちなみに姫は160前半の身長。
対して男は170後半か180前半ぐらい。
姫では運べるはずはない。
「心配で来て見て正解だったな」
「ありがとうございます」
笑顔でお礼を言うと緑は顔を赤くした。
それに姫は気付いていない。