addiction to you~想いが繋げる恋心~
無事に寮へ到着。
着くなり、沢山の者が集まってきた。
「姫…何ソレ」
「道で倒れてました」
彗は嫌な物を見る目で緑が背負っている男を指差した。
帰って来たら人を背負ってる。
誰が見ても、不思議だろう。
緑は男を床に降ろした。
「こいつビショ濡れだから体拭いてやりな」
日向がタオルを持ってやって来た。
タオルを緑に投げるとそのタオルを使って男を拭き始めた。
「ん~、目を覚まさないネ」
物珍しそうな顔をしながら鳳明は男をジロジロ見る。
普通の人間なのに鳳明が何故こんな反応を示すのだろう。
姫と緑が拾ってきたからだろうか。
「機能が壊れちゃったのかな?」