addiction to you~想いが繋げる恋心~


鳳明が突然妙な事を言い出した。


人間の機能が壊れる?


雨にうたれただけで人はそうなりはしない。


「何言ってるの」


中指で眼鏡を押し上げながら小鳥は呟く。


手にはいつも同様に本。


タイトルは″殺戮者″。


また物騒な本を読んでいる。


「だって、こいつアンドロイドでしょ」


周りにいる皆が停止した。


アンドロイドは人間を模した機械。


いわば、人造人間。


そんなのが此処にいるはずない。


「いや、人だろ」

「確かにコイツは精密で人間同様の外見をしてるけどアンドロイドだヨ」


鳳明の情報が大体正しいものばかり。


情報を何処で集めるかは不明だが。






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