addiction to you~想いが繋げる恋心~
でも、無表情なのは相変わらず。
そこに小鳥が大量の本を抱えて何処からか帰って来た。
10冊は超えている。
「そんなに何処から持ってきた!!」
「古本屋で買った。持ってるの全部読んじゃったから」
常に本を読んでいる小鳥。
しかも、毎日違う。
そりゃあ読む本がなくなるはず。
緑は溜め息をついた。
本がなくなると小鳥は毎回本を大量に買ってくる。
何度も何度も注意したが止めはしない。
「途中で学園長に会った」
「何か言われただろ」
小鳥は首を横に振った。
これだけ大量の本を抱えた小鳥がいるのに面白いもの大好きな学園長が何も言わないはずない。
生徒達は不思議そうな顔をした。
しかし、クラウンは変わらない。