addiction to you~想いが繋げる恋心~
二人は武器を姫達に向けた。
「主への侮辱を撤回するか、クラウンを渡すか選べ」
侮辱を撤回しなければ何を仕出かすか判らない。
だからと言ってクラウンを渡すわけにもいかない。
「撤回する気もないですし、渡す気もありません」
はっきりした口調。
姫もそれは譲れない。
「クラウンは俺等の仲間だ!」
「ならば、排除するのみ」
先に武器を投げたのはキティだった。
スピードは目に追えないほど速い。
だが、姫と緑はそれをよけた。
流石は、血塗れの死神と神秘の天使と言う所だろうか。
「怪我したら如何すんだ!」
「怪我をさせる為に投げてる」
じゃなければ普通は投げない。
だけど、当たれば確実に怪我だけでは済まない。