addiction to you~想いが繋げる恋心~
姫と緑はお互いに目を合わせた。
クラウンを護る為には二人を倒すしかない。
言葉に出さなくても通じ合う。
二人の絆はそれほどまでに深くなっていた。
「貴方達二人を倒します」
「貴様等には無理だ」
「我等は戦闘のプロだぞ」
戦闘のプロ。
だから、戦闘能力が高いわけだ。
でも、倒さなければクラウンを護れない。
護る為の戦い。
姫は少し暗い表情になっている。
護る
それは姫にとって大きな傷に関係している言葉。
両親、レン。
姫を護り命を落した両親。
そして、右目を失ったレン。