addiction to you~想いが繋げる恋心~
そっと胸を押さえ目を閉じた。
(大丈夫…大丈夫…)
額には汗が現れた。
過去と向き合わなきゃ進めない。
判ってはいるけど、向き合う事は難しい。
姫は静かに目を開けた。
護る為の戦いへの覚悟。
「桜 姫。主からその名は何度も聞いた」
「新川 緑。貴様も同じだ」
二人は突然その様な事を言い出した。
それには驚きを隠せない。
「何でですか…」
「此処にいる全員の事も聞いている」
「何でだよ!」
クラウン達の創り主が何故姫達を知っているのかが判らない。
全員の情報も知っている。
「"amu"は何者ですか」
「…"amu"?」
「お前らの創り主だろ」