addiction to you~想いが繋げる恋心~


いつになったら、その想いに気付く事か。


緑はチラッと姫を見てニッと笑った。


つられて姫も笑う。


幸せの証。


「帰りましょうか」

「だな」


お互いに見つめ合い微笑んで歩き出した。


寮へと歩いて行くと途中で彗と鳳明に出会った。


勢いよく姫に抱きつく彗。


「ひーめー」

「何桜に抱きついてんだ!」

「別に良いじゃん」

「仲良しだネ」


のんきに笑う鳳明。


姫から彗を引き離そうとする緑。


それでも離れない彗。


理解していない姫。


傍から見れば面白い光景だろう。






< 172 / 274 >

この作品をシェア

pagetop