addiction to you~想いが繋げる恋心~


あまりに驚いて口が少し開いていた。


「聞いてんの?」


男の声でハッと我に返った。


そして、男を見る。


「桜に何の用が」

「何って言われてもな…」


頭をかく男。


めちゃめちゃ怪しい。


一体、姫に何の用かも言おうとしない。


「会いに来ただけだ」


そうハッキリ言った。


嘘にしか聞こえない。





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