addiction to you~想いが繋げる恋心~


男達はニヤリと笑う。


「俺等には関係ねー事さ」


銃口を真白に向ける。


引き金を引けば殺されるだろう。


だけども恐怖に負けず真白はおくさない。



バンッ



引き金は引かれたが当たっていない。


「何で、こんな事になってるんですか…」


今にも泣きそうな姫がそこにいた。


撃たれそうになていた真白を姫が助けた。


「きぃちゃんこそ…何で飛び込んできた!!」

「人を護るのに理由が要りますか!!」


真白の怒鳴り声より大きな声で姫が叫ぶ。


理由など要らない。


魂の篭った姫の想い。


助けたいから助ける。


「餓鬼が一人増えたとこで何も変わんないがな」


そう言われて瞬間姫は相手を睨みつけた。


子供とは思えない威圧感。









< 234 / 274 >

この作品をシェア

pagetop