addiction to you~想いが繋げる恋心~
何処からか鼻歌が聞こえてきて現れたのは三年最強の人。
「何してるのぉ?」
「凪斗先輩は生徒会長が誰か知ってスか?」
「知ってるよ」
「知らないスよね……って、えっ!!?」
意外な返答に緑は驚いた。
今迄誰も知らないの一点張りだったのに此処に来てまさかの知っている人物。
こんな身近にいたなんて。
「だ、誰なんですか」
「僕だよぉ」
皆の思考が停止した。
この目の前にいる人が正体不明だった生徒会長?
信じるに信じられない。
「えぇぇぇえええ!!」
次の瞬間一声に大声で叫んだ。
叫ばずにはいられない。
凪斗はきょとんとした表情。
事の重要さを理解していない様子。
「何でそんなに騒ぐのかなぁ~」