addiction to you~想いが繋げる恋心~
大声に反応して人が誰かがやって来た。
「何事だ!」
「声のトーンを落せないのか貴様等は…」
煌紅と霧々が現れた。
耳を押さえながら睨みつける霧々の眼孔は鋭い。
「きーちゃんにむーちゃん。僕が生徒会長だって言ったら騒いでねぇ」
ムッとほっぺを膨らませる。
本当に高校生には見えない。
身長にこの行動。
まるで小学生が幼稚園。
「だって、正体不明だったのに!」
「じゃあ他の生徒会の人も知ってるって事なのかナ?」
生徒会長ならば役員を知っていてもおかしくない。
「あぁ、俺が副会長」
「俺は書記だが」
煌紅と霧々が言うと凪斗以外は目を丸くする。
二人も何故そんな反応されるかが判らなかった。
「正体不明だった生徒会メンバーが…」
「会計と庶務は誰ですか?」
残りのメンバーは二人。
その二人で不明だった生徒会が明らかになる。