addiction to you~想いが繋げる恋心~


何かが少しずつ歯車をおかしくしていく。


壊れたものを直すには時間がかかり大変。


それでも彼は直そうとする。


誰かの為に。


服の中に隠していた首にさげられたネックレスと取り出した。


王冠をモチーフにしたような形状の鍵。


その鍵をギュッと握り締めた。





学園長室


「本当…無茶ばかりするんですから…」


二枚の写真を見て静かに呟いた。


一枚には凪斗が写されていた。


「マスター。何処か痛いのですか?」


リズムとキルが心配そうにして学園長を見る。


そんな2人の頭を撫でた。


「ありがとう。大丈夫ですよ」

「でも、悲しそう」






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