addiction to you~想いが繋げる恋心~
そこには一人だけが立っていた。
あの女が。
まだ屋敷に入ってから30分ぐらいしか経っていないのにこの様。
「おや?追ってきたのですか?」
「アンタ…何者さ…」
「何者と言われましても…とある学園の学園長ですが」
笑顔の裏には何かが隠れていた。
でも、触れてはいけない領域な気がしてナフィードはそれ以上追求はしなかった。
「さて、コレで君を縛るものはなくなりましたね…コレから如何しますか?」
「…俺は…」
「行く所がないなら私の所に来ますか?退屈はしないと思いますよ」
「…それも楽しそうかな」