十夜

「…ん。」

唇の間から自分の舌を入れ込む。


気持ち悪い…
そんな感情、いつからなかっただろう。
罪悪感・・・
そんな罪意識、いつから感じなかったんだろう。
愛…
そんな欲情、いつから求めなかったんだろう。

自分がしていることが悪いなんて思わなかった。
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