十夜


「聡…??」

あたしは眠りかけていた藤原を起こす。

「おぉ…寝かけてた。」

「奥さん。大丈夫なの??」

あたしはダルそうに唇を交わしながら問いかける。
いつもは、こんな話題しないんだけど…。
きょうでキるつもりだから…。

「あぁおかげさまで。治ったよ。」

藤原はあたしの上に圧し掛かりながら2戦目を要求。
< 29 / 71 >

この作品をシェア

pagetop