十夜
案の定、バリバリな速さで最後まで…。

息を荒くした宮本は隣に倒れこむ。

「大丈夫…??」

あたしはキモいくらいのブリっ子声で目をパチクリさせる。
こんな自分に嫌々しながらも『仕事、仕事』と言い聞かせて…。


「あぁ…。今日はもう帰るよ。ありがとう」
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