CURODO
太一のお誘い
「いとこ?お前にいとこっていたの?」
「いたいた!もういまくるよ!!」
太一が眉間にしわを寄せて頭の上にはてなマークを飛ばしていると、真矢が太一の前に立った。
「聞きなさい、そこの友人!あたしはこの強盗に誘か」
「っだああああああああ!!!!」
真矢の口を塞ぎ絶叫してごまかした。
「うるせーな。で、何て?ゴートー?あと、誘拐とかなんとか聞こえたんだけど・・・。」
「この子は俺を『後藤』さんと間違えてるんだ!今日は、夢に出てきた『妖怪』が怖くかったらしくてウチに来たんだよ!」
慌てて話を作る。まぁ、信じてくれないだろうな。なんだよ後藤さんって。真矢が必死にモゴモゴ言ってるが、この際気にしないことにしよう。
「そうか。妖怪が怖かったのかぁ。可愛いじゃん、えーと、真矢ちゃんだっけ?誰にだって間違いはあるよ。・・・でもさ、こいつの家にいる方が怖いと思うけどなぁ。ボロいし。」
信じてくれた。ありがとう。そして失礼だなこの野郎。みんな揃って大家さんに謝れ。
「まぁ俺は合コンの話を持ってきただけだから。コレ、一応招待状。その日、バレンタインだから可愛い女の子もいっぱい来るぞー♪」
「バレンタイン関係ないだろ。」
「そうか?まあまあ、別にいいじゃん。ってな訳で俺はこれで・・・。」
ドアをガチャリと開けて一歩踏み出すと、くるりとこちらを向いた。忘れものか?
「いたいた!もういまくるよ!!」
太一が眉間にしわを寄せて頭の上にはてなマークを飛ばしていると、真矢が太一の前に立った。
「聞きなさい、そこの友人!あたしはこの強盗に誘か」
「っだああああああああ!!!!」
真矢の口を塞ぎ絶叫してごまかした。
「うるせーな。で、何て?ゴートー?あと、誘拐とかなんとか聞こえたんだけど・・・。」
「この子は俺を『後藤』さんと間違えてるんだ!今日は、夢に出てきた『妖怪』が怖くかったらしくてウチに来たんだよ!」
慌てて話を作る。まぁ、信じてくれないだろうな。なんだよ後藤さんって。真矢が必死にモゴモゴ言ってるが、この際気にしないことにしよう。
「そうか。妖怪が怖かったのかぁ。可愛いじゃん、えーと、真矢ちゃんだっけ?誰にだって間違いはあるよ。・・・でもさ、こいつの家にいる方が怖いと思うけどなぁ。ボロいし。」
信じてくれた。ありがとう。そして失礼だなこの野郎。みんな揃って大家さんに謝れ。
「まぁ俺は合コンの話を持ってきただけだから。コレ、一応招待状。その日、バレンタインだから可愛い女の子もいっぱい来るぞー♪」
「バレンタイン関係ないだろ。」
「そうか?まあまあ、別にいいじゃん。ってな訳で俺はこれで・・・。」
ドアをガチャリと開けて一歩踏み出すと、くるりとこちらを向いた。忘れものか?