僕に必要だったもの〜春の過去〜

准の隠し子?笑

…いや、まさかな?


「ねぇ准ちゃんはぁ?」


ウッ………………………………………可愛い。



「あっち行ったよ」


人差し指を准が走っていった階段へ向ける


「また逃げたんだぁ…」


泣きそうな声。

「大丈夫だよ、准は走るの遅いから、すぐに追い付く。」


俺は床に膝を着けて立っている女の子と同じくらいの目線で話しかける。



「ほんとぉ?」

パァッと顔の表情が明るくなり俺は胸を打ち抜かれた。




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