僕に必要だったもの〜春の過去〜

感情は無く



「すきです、付き合って下さい。」


ああ、また来た。

どうして俺にかまうんだよ。ほっとけよ…


「すみません先輩。」


そういって呼び出された理科室から出る。

「まって!!!!」


後ろからさっき話していた先輩の声がする

だけど振り返らない、振り返っても何もならない。

あの人の為

そして俺の為…。


< 2 / 14 >

この作品をシェア

pagetop