僕に必要だったもの〜春の過去〜

「春〜!!」


正面から来る奴。

女みたいに小さい身長。


「…なんだよ准【ジュン】」

「春不機嫌だな!俺なんかしたか?」


なんて言って可愛く上目使いで聞いて来る奴。

正直俺はコイツを憎めない。

だってなんか可愛いから。


「別にお前は関係ないよ。」

そういって准に非が無い事を言う。

早瀬准【ハヤセジュン】
高校生になってから出来た友達。

初めて会った時は女かと思った。


だけど喋ると変声期を終えた低い声だった。



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