僕に必要だったもの〜春の過去〜

「はぁる〜!!」


また馬鹿デカイ声を出して俺を呼んでる准。

「後5分!!!!!!」

「早くしろよぉお!!!」


俺が准の所に行けない理由。



「櫻田先輩−!!ボタン下さァいィィ!!!!!」


気持ち悪い程の女の群れ。

一応対応しているがこんなに居たらキリがない。


もうこんな事を20分近くやっている


仕方なく俺は第二ボタンをもぎ取り女達に見せた。


「ごめんね、僕の第二ボタンは一個しかないから……」


ブンッ


という自分の右腕、手の平には、何もいれてない…笑

女達が他所を見ているうちに准の方へ走り出た。


後ろを振り返ると女達がさっき俺が投げた方へ走っていく。


笑いを噛み締めて准のもとへいく。


「ごめん准。捕まってた。」


「自慢は良いから早く撮ろうよ」



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