僕に必要だったもの〜春の過去〜

小さな女の子



卒業写真を撮り終わって准と階段を歩いていとウサギの縫いぐるみが落ちていた。

准と近くに行って拾ってみると、


「アァァァアッ!!!!!!!!!!」


正面から馬鹿デカイ声。

誰かに似ている。笑


俺は苦笑いして准の方を見ると准は青白い顔をしていた。


「………春…あと…頼む…、」


「え?ちょ…ッ准!!!」


そう言い終わる前に准は元来た階段を3段飛ばしで上っていった。


「じゅゥんちゅァァんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


訳が分からない俺。

女の子は何故か目を綴じたまま俺の方へ全力疾走。




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