メガネ×愛【短】
俺はもうこのままだとおかしくなるから
校門に一人で向かった。
「遅・・・・・」
遅くなるなって言ったのに!!!!
「あ・・・やばいっ!!!」
俺は忘れていた。
あいつが暗いのが苦手なこと・・・。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
案の定、嗚咽をもらして泣いている藍音を発見。
「っのバカ!」
バカは・・・・俺か。
藍音のこと置いていった俺が・・・。
「カエデちゃぁん・・・酷いぃぃ」
「ごめん・・・ごめんな藍音」
「ううぅ・・・」
「理科室の骨なんて見るから・・・・」
「だってぇぇ・・・・・」
「大丈夫・・・俺のこと見てよ、じゃあ。ちゃんと俺だから」
「ひっく・・・カエデちゃんだぁ・・・」
何でこんなに泣かせてるんだ俺。
こんなに泣かせてるのにときめいてる俺、最低。