メガネ×愛【短】
先輩と幼なじみ
「っよよよよ・・・そそそ・・・」
「ごめん。いきなりで。考えてみて・・・もらえるかな?」
「あ・・・はぃ・・・」
「んじゃ。藍音」
先輩の『藍音』は久しぶり。
カエデちゃんじゃない男の人の『藍音』って言う声。
なんだかくすぐったい。
「ヨリ・・・・戻す・・・?」
先輩と・・・ヨリを戻すってこと・・・。
それは、私にとっていい決断なのかな?
カエデちゃん離れできるいい機会かな?
今回ばかりは・・・
カエデちゃんには相談できないな。
「カエデちゃんも気の迷いなんだよね!藍音なんて嘘ついちゃって」
本当は
嘘だなんて思ってない。
あんな真剣な瞳で見つめてくるカエデちゃんに失礼だから。
私じゃカエデちゃんの想いに応えられないんだよ。