-月の果てreplay story-


「……姫様、動かないで下さい」


スアレスのいつになく真剣な声に部屋の中の空気は、凍り付いた。




「眠っていればいいものを…」


メイドは、

短剣についた血をペロリと舐めあげて



ふんっと鼻を鳴らした。





「……アナタ、ソフィの..」


少女は、瞳を見開く




「そうよ」


メイドは、にっこりと笑う。
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