-月の果てreplay story-


「あの"事件"は、"事故"なんかじゃない」



───…ドクンッ


少女の心臓は、跳ね上がった。




「……姫様、聞いてはいけません」


スアレスは、少女に忠告をする。



しかし、少女は──…


「姫様…っ!」



「アナタの──…仕業なんでしょう?」




その悪魔のような瞳に

釘付けになっていた。
< 106 / 496 >

この作品をシェア

pagetop