-月の果てreplay story-
「そうなんでしょう?」
少女の瞳が緩む。
「…………あ゛、う"……」
「スワローズは、私と一緒にいられなくなってもいいというのね…?」
少女は、ボロボロと涙を零した。
「…………分かりました」
スアレスは、青ざめた表情で
深く重い溜め息をついた。
その瞬間、
少女の表情は瞬く間に輝き
「スワローズっ!大好き……っ!!」
と言って飛び付いた。
────…姫様、
まさかわざと──…?