-月の果てreplay story-


「──…王女?なんで、王女が此処にいるんだ?場違いだろう..」

「今さらあたしたちに何してくれるってんだい。まったく..」


粗末な建物内に不穏の空気が漂う、



それでも、知ってしまったソフィには

もう何も言えなかった。


ソフィは、

ただ唇を噛みしめるだけだった。



そのとき──…


「私の友人を侮辱するのは許さないぞ」

ダネスの静かな怒りの声が響く。



ソフィは、顔を上げてダネスを見た。



「彼女は、私達の仲間だ」
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