-月の果てreplay story-


「……許さないんだから..」


ソフィの声が震える。



「どれだけ謝ったって許さない」


その言葉にスワローズは、

眉間に皺を寄せた。



「……どれだけ、心配したと..思っているのかしら…?」


スワローズは、瞳を見開いた。



そして、


「私、スワローズは無害だとばかり──…」



───…ジャラ、ジャラッ


足枷が、激しく波打つ。



スワローズは、すっと人差し指を伸ばしてソフィの涙を拭った。
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