-月の果てreplay story-


「それに、ケンカなんてしている場合ではないわ。……これから、始まるのよ」



その言葉に2人は瞳を見開いた。



「せんそ───…」


ソフィの声に


「違いますよ、姫。これは"革命"です」


他の男の声が折り重なった。



「誰っ」

ソフィは、驚いて振り返る。


蝋燭で照らされたその姿は、

微笑を携えるフランクだった。



「何のようかしら?私は、邪魔しないでと言っておいたはずよ」

ソフィは、睨みつけながらそう言った。
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