-月の果てreplay story-


「今日も何も話そうとしないのか…」


その男、ダネスは表情を歪ませた。



「「ママは、何もお話しないの!」」


少女は、クスクスと2つの頭を交互に揺らし可笑しそうに笑った。



ダネスは、クスリと笑うと


ベッドに腰掛け



ベッドの中にいる女の髪を撫でた。


女は、ピクリと体を硬直させた。



「──…そう、怖がるな」

ダネスは、

愛しそうに女の髪にひとつ口づけた。
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