-月の果てreplay story-
「意識が戻るまでは、ずーっと傍にいたのに……」
ソフィは、がっくりと肩を落とした。
「……ソフィ様、」
デカルトは、
気の毒そうにソフィを見つめた。
すると、
ソフィは急に顔をあげて
「キルトのばーかっ!意識なんて戻らなければよかったのよ!!」
とドア越しにキルトに怒鳴りつけた。
「そ、……ソフィ様?」
デカルトは、
ダラダラと冷や汗を掻いている。
「ずっと、ずーっと眠っていれば私が傍にいる事が出来たのに……」
ソフィは、
涙目になりながらドアを睨み付けた。
「……キルトなんて眠っていればよかったのよ」
ソフィは、
そう言ってしばらく黙り込んでしまった。
すると、