-月の果てreplay story-
「………いや、だめよ…スワローズ」
ソフィは、両手で
自分の頭を抱え込んだ。
「メイドさんは、姫に生きて欲しかったんじゃないの──…?」
────…どくん、
"姫様、またですか"
"まったく!はしたないったら…"
"大丈夫ですよ、姫様"
"私が傍に、いますから──…"
言葉と言葉が交差する───…
いつも傍にいてくれた、
だから、私は大丈夫だった。
だから、私は笑えたの。
あなたがいてくれたから───…
なのに、自分だけいなくなるなんて
許さない───…
私もあなたの傍にいきたい───…