-月の果てreplay story-


「姫様..」


スワローズは、表情を曇らせて部屋の前に向き直った。



「私を─…突き放すつもりなのかしら?」


ソフィは、ガクガクと体を震わせてベッドの中でうずくまった。





「──…っ!キルトにだけは知られたくないわ」




──…だって、


「怖いの」




この秘密を知れば、あなた



「キルト……」



私を軽蔑するわ──…


そして、



私の正体を知れば、



貴方は、私を殺す──…
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