-月の果てreplay story-


キルトは、最初に出逢った日の

村人の格好をしており


眼帯を反対につけなおしていた。



金色の優しい瞳が、眩く輝く──…



────…どきん、


ソフィの胸は脈打つ。



ソフィは、

ゆっくりとキルトの手をとった。



──…あの日と、同じ


城門へと2人と一匹で足を向ける。



「いってらっしゃい…」


と呟いてデカルトは、2人の後ろ姿を

優しく見守っていた。
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