-月の果てreplay story-


「──…ねぇ、ちょっといい?」


としばらく歩いてからキルトは

声をかける。


「なにかしら?」

とソフィの声はうわずる。



「キミの名前教えて」


ソフィは、ピクリと反応する。



「またそれなのかしら?あなた分かってるの?私に殺されかけたこと──…」


と言ってソフィは、

気まずそうに口を紡ぐ。


そんなソフィにキルトは、

微笑んで


「わかってるよ──…」

と抱き締めた。
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