-月の果てreplay story-
「たしかに、俺は"ソフィ"に恋をした。だけど..俺が愛したのは"ソフィ"じゃない、キミなんだ」
───…"ソフィ"じゃない、
わたし───…?
「本当に…?」
ソフィの翡翠色の瞳は揺れる。
「私は"ソフィ"じゃなくてもいいのかしら?」
ソフィの問いに
キルトは、微笑んで
「もう、いいんだよ」
と囁いた。
───…初めてだったの、
"ソフィ"じゃないことを
許されたのは───…
その言葉に涙を零しながらソフィは、
キルトに抱きついた。